サービス説明
CSVチェッカーは、業務で使うCSVファイルの事前チェックと比較をブラウザ内で行うツールです。
CSVチェッカーを作った理由
CSVチェッカーは、繰り返される不便さから生まれた個人プロジェクトです。ファイルをアップロードして初めて発覚する取り込みエラー — 原因はほぼ決まっています。文字コードの不一致、先月はなかったはずの重複キー、コピー&ペースト時に混入した不可視文字。これらは常に遅すぎるタイミングで表面化します。
アップロード前に問題を検出するツールを作ることが目標でした。高速で、機密性の高い業務データを外部サーバーに送信せず、試すだけのためにログインも不要なツール。そのため、すべての処理はブラウザのJavaScript File APIとTextDecoderを使って行われます。CSVファイルはデバイスの外に出ることはありません。
CSVチェッカーとは
CSVチェッカーは、CSVファイルを日常的に扱うすべての方のためのブラウザベースのユーティリティ集です。データアナリスト、システム担当者、運用スタッフ、開発者、あるいはあるシステムからデータを書き出して別のシステムに取り込む業務を行うすべての方に役立ちます。
単体チェック
1つのCSVの形式・文字コード・ヘッダー・区切り文字・空行・列数不一致などを確認します。
2ファイル比較
2つのCSVを比較し、追加・削除・変更された行を色分けで表示します(WinMerge風の差分表示)。
文字化け復元
文字化けしたCSVやテキストを、ブラウザ内だけでUTF-8(BOM付き)に変換するツールです。ファイルをサーバーにアップロードすることはなく、すべてお使いの端末上で処理されます。
主な機能
- ドラッグ&ドロップ:ファイルをエリアにドロップするだけで変換を開始します。
- 文字コードの自動検出:Shift-JIS、EUC-KR、CP949 などを自動で判別し、正しい文字で読み直します。
- 手動で文字コードを指定:自動検出が合わない場合は、ドロップダウンから元の文字コードを選べます。
- プレビュー:変換結果の先頭10行を表示し、文字が正しく復元されているか確認できます。
- UTF-8 BOM でダウンロード:Excel でそのまま開ける形式で保存されます。ファイル名は
fixed_元のファイル名になります。
CSV だけでなく、TXT や LOG などテキストベースのファイルにも対応しています。業務データを安全に復元したい方にご利用いただけます。
こんな方に役立ちます
信頼性の高いCSVファイルが必要な場面であれば、どこでも活用できます:
- データベース・SaaSシステムへの取り込み前 — 取り込みエラーやデータ破損が起きる前に、文字コードの不一致・主キーの重複・不正な行を事前に検出します。
- 月次データの照合 — 先月のエクスポートと今月のエクスポートをスプレッドシートで目視比較せずに、何が変わったかを素早く把握します。
- 取り込み失敗の原因究明 — 「問題なさそうなのに」取り込みが失敗し続けるとき、形式チェックと単体チェックで何が悪いのかをチェックリスト形式で正確に特定します。
- 外部ソースのファイル処理 — 取引先のエクスポート・オープンデータ・CRMエクスポートは、それぞれ文字コード・区切り文字・引用スタイルが異なります。CSVチェッカーで正規化します。
- 機密データを含むファイルの作業 — アップロードがないため、個人情報・顧客データ・財務データが含まれるCSVも安全に扱えます。
プライバシー・セキュリティへの考え方
多くのオンラインファイルツールは、ファイルをサーバーにアップロードして処理し、結果を返す仕組みで動いています。その場合、データはネットワーク経由で送信され、第三者のインフラに一時保存され、そのサービスのプライバシーポリシーとデータ保持ルールの対象になります。
CSVチェッカーは異なるアプローチを取ります。すべての処理がブラウザ内でJavaScript File API、FileReader、TextDecoderを使って行われます。ファイルのバイトデータはデバイスの外に出ることはありません。バックエンドの処理ステップも、一時保存も、送信もありません。ブラウザのネットワークタブを開いた状態でツールを実行すると、ファイルデータを含む外部リクエストが発生しないことをご自身で確認できます。
個人情報(氏名・メール・ID)・財務記録・第三者サービスと共有すべきでない社内情報が含まれるファイルを扱う際に、特に重要な点です。
他のCSVツールとの違い
- アップロード不要。ほとんどのブラウザ型CSVツールはファイルをサーバーにアップロードします。CSVチェッカーはツールの技術的な構造として、すべてがローカルで処理されます。マーケティング文句ではなく技術的な制約です。
- データ品質に特化。多くのCSV変換ツールは形式変換は行いますが、データ品質は扱いません。CSVチェッカーは取り込み失敗の原因となる問題 — 不可視文字・重複キー・文字コードの不一致・列数のズレ — を専門的にチェックします。
- 2ファイル差分ビュー。色分けされた追加・削除・変更行の横並び比較は、無料ツールでは見つけにくい機能です。CSVチェッカーはこれをブラウザ内で提供します。
- 複数ツールを1か所に。文字コード変換・形式検査・重複検出・ファイル比較のために別々のツールを使い分ける必要なく、すべてを1つのURLで利用できます。
技術的なアプローチ
CSVチェッカーは静的Webアプリケーションです。データを処理するサーバーサイドのコードは存在しません。ツールはバニラJavaScriptで構築され、以下のブラウザAPIを使用しています:
- File API / FileReader — ローカルファイルシステムからファイルのバイトデータを直接ブラウザのメモリに読み込みます。
- TextDecoder — 検出または指定された文字コード(UTF-8、Shift-JIS、EUC-KR、CP949、Windows-1252など)でバイトをデコードします。
- Blob / URL.createObjectURL — サーバーとの通信なしに、メモリ内でダウンロード可能な出力ファイルを生成します。
処理はデバイスのCPUに依存するため、非常に大きなファイル(数十万行)は遅くなることがあります。そのような場合はCSV分割で先に小さく分けてから処理してください。
動作環境
最良の体験のために最新版のGoogle ChromeまたはMicrosoft Edgeの使用を推奨します。これらのブラウザがツールの依存するFile APIとTextDecoderを最も完全にサポートしています。最新のFirefoxやSafariでも動作しますが、テスト頻度は低めです。
フィードバック・お問い合わせ
CSVチェッカーは個人プロジェクトとして継続的にメンテナンスされています。バグの発見・機能リクエスト・ツールが正しく処理できないファイルがある場合は、youiny7@gmail.comまでご連絡ください。ファイルの構造、期待する動作と実際の動作を含む具体的な内容が最も助かります。